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2017年11月アーカイブ

2017年11月13日

SENDEX2017 × SEOULLO7017

 訪韓の目的は二つありました。

 そのひとつ、「SENDEX2017」は大規模な福祉フェアです。このフェアがスタートした当初、韓国で始まった介護保険に対して市場的関心は高く、日本を含む海外からも出展者、来場者が大挙詰めかけました。私たちも出展して福祉国際交流プロジェクト「パラム・クム」のPRに懸命でした。 
 しかし、さて今回...。高齢者向けとは言いつつ、食品販売が目立ち、何やら物産展の様相。来場者はまばらでその凋落ぶりは目を覆うばかり。ひとつのフェアで決めつけることはできませんが、介護保険制度への市場的関心が低下しているのか、制度自体がうまくいっていないのか...。そんな深刻さが印象づけられるようでした。 

 もうひとつ「SEOULLO7017」は70年に造られた高架自動車道が、2017年、17のコース、高さ17メートルの歩道に生まれ変わるというプロジェクト。国際コンペでデンマークの建築家集団が選ばれ、円筒形をモチーフとして植栽やベンチ、売店など多様な機能を持たせました。ソウル駅の線路で東西に分断された地区を歩道によってつなぎ、ともに 活性化することを狙っているとのことです。
  「注目すべきはただの新築でなく、過去の否定でもないこと。すなわち、既存のインフラを読み替え、新しい価値を創出している。一方、東京の日本橋と首都高をめぐる議論において、こうしたダイナミックな選択肢がないのは残念だ」(五十嵐太郎・東北大教授)  

 多くのものごとで、スピード、質、量、継続性が求められます。しかし、人間と同様すべての要素を調和させることは困難で、取捨選択、優先順位の決定が求められます。そしてその成否が結果に大きな影響を及ぼします。さらに当然のようにコインの表と裏が発生します。大きな二つのプロジェクトを見学して、改めてその困難さを痛感しました。私たちのような小さな法人であっても同様なのですから。 

 SENDEXは失敗でしょうか。SEOULLOは成功するのでしょうか。成功は継続性によって裏付けられるのでしょうか。結果は関係者の関心が薄れたころにはっきりするのかも知れませんが、その成否への関心を持ち続けたいと思えた訪韓でした。(Z)

 


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投稿者:W・I・N・G 路をはこぶ 日時13:15 | パーマリンク