ブログの写真

2020年1月アーカイブ

2020年1月23日

パッケージ

DSC_0079.JPG 

 小さな箱のなかにはお菓子、ポストカードの束、そしてメッセージカードがきっちりと収められていました。
 韓国の元ワーキングホリデースタッフ、キム・ジュニョンからのプレゼント。その箱に収められていたのは、物だけではなく、彼女の誠実な人柄そのものでした。

 ポストカードは、知人と韓国で行った個展の案内でした。そう、彼女はアーティスト。ワーキングホリデースタッフとして活躍する一方で、私たちのgalerie"見る倉庫"ですばらしい展示もしてくれました。今は障害者施設で働いているそうですが、30歳を目前にしてドイツでのワーキングホリデーを計画しているようです。

 ポストカードをまとめたリボンが美しく、ほどくのが憚られるほどです。しばらく楽しんでから、カードを見るとしましょう。(Z)

投稿者:W・I・N・G 路をはこぶ 日時19:40 | パーマリンク

2020年1月17日

あれから...

 「あれから25年」。今年いただいた年賀状の多くにこの言葉がありました。
  あれから...。この言葉で通じる人々がいます。"あれから"の時間を闘った人たちの間には。

  世界初の都市直下型大規模地震ということで多くの支援者が神戸入りしましたが、大多数の支援者は地元の被災者でもありました。

  ある時、公園でテント生活をする被災者からこんな話を聞きました。「夜、役所の人が来て、救援物資を配ってくれた...」。当時、報道を見てたくさんの救援物資が神戸に届きました。しかし一つの箱には様々な物が詰まっており、それを仕分けする人手、ノウハウもなく、放置されている状態でした。行政が直接救援物資を公園に届ける人手はないはず...。(今はひとつの箱には一種類の物資というのが徹底されていますが) 

 いや違ったのです。その方は、山積みされた救援物資を何とか届けたいとの気持ちから公園に足を運んでいたのです。居ても立っても居られない気持ちだったのだろうと思います。行政は、特定の公園だけに物資を運べば、その他の市民から批判を受けるから配らないという判断をする性質を持っています。
 
 だからとその方は業務外で物資を配ったのでしょう。震災直後の業務をこなしながらも、なんとか被災者を支援したい、全国から届いた物資をわずかであっても届けたいという気持ちがその人を動かしていたと。
  その方も被災者だったに違いありません。膨大な仕事で疲労困憊だったと思います。異なる視点を持った方々であれば、「それは組織的にやるべきこと。労働者が守られていない。個人の行動に頼ってはいけない」と非難することでしょう。

  ずっと感じていること。支援者と被災者がその時間を境に一瞬で分かれるのはなぜでしょうか。自宅が、家族が、被災しながらも、懸命に自身の職務を果たすため奔走する人々。しかし、別の"被災者"からは「支援がなっていない」「どうなってるんや」と罵声を浴びせられる現実。一方で、支援を受けるべき被災者の立場を一貫して堅持する人々...。もちろん被災の状況はさまざまなのですが...。

  ♪支えあう心と 明日への 希望を胸に♪

  当時、神戸の自宅は小学校の真隣。「歌が聞こえてくると、涙流れるわ...」と妻がよく言っていました。
  あれから25年。私たちは変わったのでしょうか。(Z) 

投稿者:W・I・N・G 路をはこぶ 日時12:42 | パーマリンク

2020年1月 4日

2020年スタート

 2020年がスタートしました。
 年末年始の話題は、ゴーン被告の海外逃亡と米軍によるイラン司令官殺害。
 海外逃亡自体も驚きますが、プライベートジェットを使い、第三国の人を利用しての脱出劇。まさに映画そのものです。
 米軍の攻撃も無人機を用いたピンポイント爆撃。司令官の動静を把握していたと言いますが、いったいどのような方法で?電話回線?スパイ?それにしても、これまた映画です。

 世界を舞台に駆け巡る事件と比較すると、私たちの活動は小さな、小さなもののように見えます。
 重い障害を持った方々の入浴、食事などを介助をする日常の光景が、まさに私たちの仕事です。
 しかし、すべての事件も結局は安心できる日常生活を送りたいという人間の根源的な欲求に基づいて起きているようにも思います。
 その安心できる日常生活という基準は人や国、文化によって異なり、それがさまざまに起こる紛争の火種なのでしょう。

 私たちが支援をする重症心身障害者が安心できる日常生活とはどのようなものでしょうか。その基準を私たちが提示できるのだとすれば、さまざまな国の安心できる日常生活という基準を示すことにはならないでしょうか。

 一つの呼吸、一つの食事に全力を要する人々の日常生活を豊かなものとする。改めてその目標を確認し、その行動が広く大きく人々とつながるのだと信じたい2020年です。(Z)

投稿者:W・I・N・G 路をはこぶ 日時16:37 | パーマリンク

WINGのサイトはコチラ
2011年3月以前の記事はコチラ

検索

ブログの検索