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2014年4月 3日

めぐりあわせ

 たった一人での参列を覚悟していました。誤嚥性肺炎での入院。あれよあれよという間に病状が悪化して...。宗派も分からず、お導師様は葬儀会社に一任、来られたのは浄土真宗のお坊さんでした。

 お布施を控室にお持ちしました。お導師様は何か言いたそうです...。

 「○○○町の○○さんですか?」と尋ねられました。

 「そうです!どうしてご存知なのですか?!」。私は思わず目を見開いたと思います。

 驚くという言葉が平凡に聞こえます。理由を尋ねると、その方の奥様を送られたとのこと。「毎年ご供養にお宅をお邪魔していましたよ」と聞いて、続ける言葉が出ません。私が出会う前のその方のことをいろいろと話してくださいました。

 不思議でした。めぐりめぐって...。縁でしょうか。

 初めて受任した後見人。手続きに不慣れで、銀行や施設、保険会社などをウロウロしました。施設入所の契約の際、後見制度に知識のない施設長に理不尽な言葉を言われたものの、「ここでキレてしまっては、入所できなくなる」とぐっと言葉を飲み込み、その瞬間、あぁ自分もご家族にこんなことをしているのではないかと自省しました。約7年のお付き合い。ついに私を覚えてくださることはありませんでしたが、顔を見せると大きな笑顔で迎えてくださりました。 

 私一人になった葬儀場。飲酒、暴力、借金...さまざまな苦労や寂しさのあった晩年だったかも知れませんが...。「よかったじゃない」「大逆転...」。棺の前で、流す涙も温かいものでした...(Z)

投稿者:W・I・N・G 路をはこぶ 日時11:12 | パーマリンク

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