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2016年8月26日

「風は生きよという」上映会 明日8月27日(土)

 相模原の事件から1ケ月。さまざまな報道がなされ、まとまって考える時間もないものの、それでも断片的にであれ意識することが多くなっています。みなさんも同様だと思います。

 報道されている彼の主張は、彼一人の偏狭なものでなく、社会に潜む、ある"思い"の表出であるとの指摘。その通りであろうと思う一方で、日ごろ、障害を持った方々への支援をする、それを職業とする、それにより賃金を得る、私たちの中にその"思い"は欠片もないのか、ご家族もまた「ない」と断言できるのか。
 持つことが「誤り」なのでなく、否定すること、肯定すること、そのはざまに揺れることが正しいのか、否、確固とした否定感を持つことが正しいのか、なかなか結論のようなものは出ません。
 
 彼の主張を一蹴することは簡単でしょうが、思考もしたい。ある方は、「かつて障害者差別は、"気持ち悪い"といった感情、感覚のものだった。それが今は、"無駄""コスト"といった経済的合理性によって語られる」と感想を述べられていました。ほんとうにその通りなのだ思います。おそらく彼の刃の対象となったであろう利用者さんを支援する私たちの間にも、重い障害をもった方々を支援するその働き方にきわめて"合理性"を求める思考が流れる日常を感じている日々。その合理性に何か冷たい糸でつながる共通性を感じ、合理性の感想には胸を刺される思いがしました。

 障害者の存在であれ、仕事の場面であれ、親子や夫婦の関係でさえ、さまざまな場面で"しんどさ"を否定する合理性という基準は、しんどさを奪い、それ故に自らを苦しめていく...なんという皮肉...


 明日27日(土)13:30‐ 19:00‐、「風は生きよという」上映会を、フリースペース"Tamariba"で行います。上映時間81分。大阪市西成区岸里3の8の25 最寄駅:地下鉄「岸里駅」 南海電車「岸里玉出駅」。入場料1000円。

 人工呼吸器を使い生活する人々の日常を描いたドキュメンタリー映画です。

 どうぞお越しください。 (Z)

投稿者:W・I・N・G 路をはこぶ 日時11:09 | パーマリンク

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