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2016年12月24日

クリスマスイブに...

 ドイツ・ベルリンのクリスマス市でのテロ行為。容疑者がイタリアで射殺されたとのニュースが流れています。

 1945年ベルリン攻防戦で最後まで頑強に抵抗したのは、フランスやオランダなどヨーロッパ各地からの外国人SSたちでした。連合国によって祖国が"解放"され、祖国に戻ることができず、追い詰められた彼らは彼の地で死す運命しか残されておらず、ベルリンのビルの一部屋一部屋をまさしく血を血で洗う抵抗を試みたのでした。

 チュニジア国籍、ISとの関係が伝えられる容疑者。私たちの周囲は明るいメロディーが流れ、クリスマスセールの呼び声が響く街角。行きかう人々に苦悩は見えません。しかし、ベルリンでトラックのハンドルを握った容疑者にとってそのメロディーは、苦悩を浮かび上がらせるだけだったのかも知れません。

 その苦悩とは何だったのでしょうか。どの世界、社会にも不満を持ち、極端に走る人々はいます。容疑者もその一部だったとの見解は正解でしょう。一方で、彼の苦悩の一部に、私たちが気付かぬフリをする社会矛盾はなかったか。彼は経済的繁栄を謳歌する街角の光景に怒り、絶望、さまざまな感情を抱いたのではなかったか。移民政策では穏健派とされるドイツでのテロ行為。悲しいクリスマスイブです。(Z)

投稿者:W・I・N・G 路をはこぶ 日時12:35 | パーマリンク

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