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2017年1月10日

ありがとう

 子供に先立たれる辛さを私は想像できません。一昨年父が逝ったとき、私は人生で初めて近しい家族を失いましたが、90歳を超え、それは自然の道理を納得するところがありました。しかし、子供の場合は...。先日利用者さんが亡くなられました。葬儀でのご家族の言葉を許可を得て掲載させていただきます。(〇は利用者さん名)

〇は、私達夫婦にとって初めての我が子で、両方の祖父母にとって初孫でした。妊娠がわかった時、皆が大喜びして、この子に会える日を楽しみに待ち侘びておりました。誕生して間もない時期に医師から障がいがあると伝えられ、戸惑いましたし、いっぱい悩みました。それでも前を向いて歩んでいこうと思えたのは、何より息子が愛おしかったからです。話すことも歩くこともできませんでしたが、息子は毎日素敵な笑顔を見せてくれました。これまでに幾度、彼の笑顔に励まされ、勇気づけられ、癒されたか知れません。のちに〇に弟と妹が出来て、私達は家族五人でかけがえのない日々を過ごしました。五月には潮干狩り、夏にはキャンプ。楽しい一日には、いつにもまして良い笑顔を見せてくれたことが思い出されます。

息子は自身に与えられた歳月を、懸命に生きました。そして私達の胸に"笑顔"や"思い出"という宝物を、数えきれないほど残してくれました。「ありがとう、よく頑張ったね」そう伝えて見送ります。

投稿者:W・I・N・G 路をはこぶ 日時13:48 | パーマリンク

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